8.3アップデート新カード紹介!

昨年、グウェントのビジュアルデザインには大幅な変更が施されました。新たな対戦画面が追加され、リーダーの見た目をより自由に選べるよう、外見とアビリティは別個のものとして扱われるようになりました。

これらの変更により、リーダーを表すアートワークであった「リーダーカード」はその役目を失いゲームから削除されました。

とはいえ、そのまま使われなくなってしまうのは惜しいアートワークでもありました! コミュニティからも彼らの復活を願う声が寄せられていました。

そしてついに、その時がやって来たのです。アップデート8.3では、12枚の新カードとして彼らの一部がグウェントに帰って来ます。


それでは新カードをそれぞれ詳しく見ていきましょう。


ニルフガード


アンナ・ヘンリエッタ

人間 - 貴族

戦力値3、構築コスト9

配備:自軍のリーダーアビリティを対戦相手のリーダーアビリティと同じアビリティに変更する。




アンナは敵の強みを逆手にとって戦うという、実にニルフガードらしいトリックスターです。他勢力のリーダーアビリティを使える彼女の能力には、面白い展開を生む可能性があり、条件が揃えば多大な効果を発揮します。


開発者コメント:

このアビリティの面白いポイント:

  • 自分のリーダーアビリティを使った後で使用できる
  • 相手がリーダーアビリティを使用済みかどうかは関係ない
  • 「同化」を発動させられる(ダナ、アーンヨルフなど)
  • 予測がつかない(相手がどのリーダーを使うかによって展開が変わる)



エムヒル・ヴァル・エムレイス

人間 - 貴族

戦力値7、構築コスト11

配備:カード1枚を引いた後、手札のカード1枚をデッキの一番下に置く。

対戦相手がユニットをプレイするたび、それに密偵を与える。

献身:自軍ターン終了時、戦力値が1で密偵を持つユニット1体を無作為に選んで強奪する。




皇帝は自身の諜報ネットワークに大きな自信を持っていた人物です。敵を仲間に引き入れる術に長けており、相手がプレイする全てのユニットに「密偵」状態を与えることができます。忠誠心を重んじるため、「献身」の条件を満たすことで小さなユニットを奪うことも可能です。各種状態や「陰謀」を軸にしたデッキで大きな力を発揮します。


開発者コメント:

  • 「献身」は色々と挑戦を続けていきたいキーワードです。
  • 積極的なプレイにより「陰謀」カードの有用性を高めていくことができます。
  • 《喉の乾いた女》などのカードとの相性が特にいいです。

「配備」の利点:

  • デッキの流動性を高められる
  • 《スノードロップ》との相乗効果
  • 《夢占い》のようなカードがない時の対処全般
  • 戦力値1の「密偵」ユニットを奪ってプレイできる便利なパッシブ能力


スケリッジ


アイスト・テルショック

人間 - 戦士

戦力値3 - 構築コスト11

【古参兵】

配備、狂騒(2):カード1枚を引いた後、カード1枚を破棄する。

あなたが自軍ターン中に『スケリッジ』ユニットを破棄するたび、自軍墓地にあるそのユニットを配置列に召喚する。

カウンター:2

献身:自軍ターン中に『スケリッジ』ユニットが自軍墓地に移動するだけでも、効果が発動する。




アイストは仲間を蘇らせる力を持ち、スケリッジの破棄デッキにとって非常に有効なサポートとなります。「献身」アビリティは戦場により多くのポイントを保持する面で役立つだけでなく、自軍ユニットの一部アビリティを再び使用して独創的なプレイを仕掛けることができます。


開発者コメント:

アイストの面白いポイント:

  • 「献身」の効果により、《ブルーボーイ・ルゴス》などの自軍ユニットを“誤って”破壊した時に蘇らせて戦わせることができる
  • カウンターの数字はこの効果が2回しか発動できないことを示している(「献身」の影響下であっても)
  • このカードもまた、最大限効果を発揮するには「狂騒」が鍵となる



クラフ・アン・クライト

人間 - 海賊

戦力値7 - 構築コスト10

配備:自軍手札にある「海賊」又は「船」ユニット3体に2ずつアーマーを与える。

《クラフ・アン・クライト》の隣に「海賊」又は「船」ユニットをプレイするたび、それと敵軍最低戦力値ユニット1体にそれぞれの戦力値に等しいダメージを与える。




襲撃をこよなく愛するクラフは海賊デッキでこそ大きな力を発揮するカードです。彼は仲間にアーマーを与えてから… 敵に突っ込ませます。これで倒せなかった場合も、スケリッジにはとどめを刺す方法がいくつもあり、血の渇望によるダメージを活用することも可能です。


開発者コメント:

  • 「配備」には彼のパッシブから海賊や船を守り、有効なトレードを成立させる力があります。
  • 《テラーオブシーズの斧使い》や《装甲ドラッカー船》といったユニットに「無防備」を発動させるためにも活用できます。


スコイア=テル


ブルーヴァー・ホーグ

ドワーフ

戦力値6、構築コスト11

配備:自軍手札にある「ドワーフ」ユニット1体につき、1アーマーを得る。

防塞:自軍ターン終了時、配置列にあるアーマーを持つ全ての「ドワーフ」ユニットに1ずつブーストを与える。




ドワーフとアーマーは相性抜群の組み合わせです。「防塞」の条件を満たせば、ブルーヴァーはアーマーを持つユニットにブーストを毎ターン与えることができます。種族の縛りが強いカードである分、ドワーフをベースにしたビルドでは大きな力を発揮します。


開発者コメント:

ドワーフは他の種族に後れを取っている状態が続いており、過去数回のアップデートでは少しずつ強化を行ってきました。しかし結局のところ、彼らに必要だったのはブルーヴァーの帰還だったのかもしれません。



エルデイン

エルフ

戦力値6、構築コスト10

配備:自陣にある表向きの「罠」カード全てを《エルフの名射手》に変身させる。

献身:他のアーティファクトも変身させる。




《エルディン》は罠が大好きでした。彼のアビリティはその点を活かした内容になっています。このカードは罠を活用するデッキにうってつけで、成功・失敗にかかわらず罠をポイントに変えることができます。


開発者コメント:

ベテラン勢はリーダーアビリティ「闇討ち」として記憶にもあるでしょう。柔軟性に欠けるためリーダーアビリティよりもカードとしての方が上手く機能すると感じていますが、「献身」も非常に魅力的です。


北方諸国


フォルテスト王

人間

戦力値7、構築コスト12

各ターンにおいて自陣にあるブロンズユニットが最初にブーストを得た際、その同名カード1枚を自軍デッキの一番下に生成する。

献身:さらに生成した同名カードに1ブーストを与える。




フォルテストはターンごとにその勢力を拡大できます。デッキから同名カードを召喚できるユニットを数体用意しておけば、戦力を素早く増強することが可能です。献身デッキを作ることができたら、フォルテストの2つ目のアビリティを活用できるようブーストも重視してみると良いでしょう。


開発者コメント:

  • カードはデッキの底に追加されるため、その先に引くカードには影響しません。
  • ゲリラ兵の狂気、ダン・バナー隊、シントラ軍の騎士。
  • アーランドでとどめを刺すべき標的を確保できます。



メーヴ女王

人間

戦力値7、アーマー2、構築コスト10

奮起:自軍ターン終了時、カウンターを1減らす。

カウンター:3

カウンターが0になると、全ての自軍ユニットに1ずつブーストを与える。




メーヴは慎重に計画を立てて行動する人物であり、このカードには同様の慎重さが求められます。彼女は群れデッキで大きなブーストを与えることができますが、その量はタイミングとプレイの進め方で変化します。アーマー2を活かして戦場に留まり、その力を発揮させましょう。


モンスター


デトラフ・ファン・デル・エラティン

吸血鬼

戦力値6、構築コスト10

配備:何れかの敵陣列に血染めの月(1ターン持続)を生成する。隣接する「吸血鬼」ユニット1体につき、持続時間を1ターン延ばす。

命令:出血を持つ敵軍ユニット1体に1ダメージを与える。

遺言:配置列に《エキムマーラ》1体を生成する。

(クールダウン:1)




デトラフは常に吸血鬼の軍勢を率いていました。時を経てもその点は変わらず、生まれ変わったデトラフは吸血鬼にブーストを与える《血染めの月》を生成します。この持続ターンは吸血鬼の間に配置することで延ばすことが可能です。デトラフはさらに、「追撃」によって《エキムマーラ》を生成して戦力を増強することもできます。相手ユニットを出血させて、彼に恰好の獲物を用意しましょう。


開発者コメント:

  • 《血染めの月》の生成しても、《紅き血の呪縛》のように自動的に《エキムマーラ》を生み出せるわけではありません。
  • 生成できる《血染めの月》の最大ターン数は3。
  • 3ポイントの《エキムマーラ》のために、「命令」を使って出血しているユニットにとどめを刺しましょう。



見えざる者

吸血鬼

戦力値5、構築コスト12

配備:敵軍ユニット1体に出血(4ターン)を与える。

自軍ターン終了時、出血を持たない敵軍ユニット1体を無作為に選んで出血(2ターン)を与える。

献身:自軍ターン終了時、敵軍ユニットの出血も発動させる。Vampire





《見えざる者》の得意技は敵を出血させることです。瞬く間に相手を出血させると共に、「献身」の条件を満たせば、各ラウンド終了時に敵ユニットの全ての「出血」状態を再発動させて、出血によるダメージを倍増することが可能です。吸血鬼デッキとの相性が良く、特に《デトラフ・ファン・デル・エラティン》と一緒に使えば、彼のアビリティのための標的を用意しやすくなります。


開発者コメント:

  • 《見えざる者》のアビリティは自分で与えたものでない「出血」も発動させるため、敵に「出血」を与えるユニットが多いほど有利になります。


シンジケート


クリーヴァー

ドワーフ - 割れ銭組

戦力値1、アーマー2、構築コスト11

【恫喝】

配備:《ゆすり》を生成してプレイする。

隣接する「割れ銭組」ユニット1体につき、このカードの恫喝アビリティを増やす。

謝礼(4):配置列に《クリーヴァーの用心棒》1体を生成する。




《クリーヴァー》は仲間を従えていると一層の風格を放ちました。そんな一面を反映し、割れ銭組ユニットの隣または間に彼を配置すると、「恫喝」にブーストが発生します。たとえ戦場で孤立しているように見えても、「謝礼」アビリティで《クリーヴァーの用心棒》を召喚することが可能です。《クリーヴァー》は割れ銭組デッキを好みますが、《ゆすり》を生成する「配備」アビリティがあるため、犯罪デッキとの相性も抜群です。



ホアソン・ジュニア

人間 - 道化同盟

戦力値5、構築コスト10

配備:ブーストを得ている敵軍ユニット1体に6ダメージを与える。超過分のダメージ量に等しいコインを得る。

献身:さらに狂気アビリティを得る。

謝礼(3):戦力値3以下の敵軍ユニット1体を破壊する。




《ホアソン・ジュニア》は自分の本性に忠実です。叩きのめす、コインを奪う。どちらが先だろうと構いません。ブースト済みの敵しか狙えないアビリティを持っているため、今回は一筋縄ではいきません。ですが取るに足らない相手であれば「謝礼」アビリティで片づけることができます。柔軟性の高い排除力を持つシンジケートデッキと相性が良く、コインがあれば相手の群れを掌握できます。


開発者コメント:

  • 献身デッキを作ることができれば、「狂気」を得ることができるため、コインがなくても彼の「謝礼」アビリティを少しだけ使用できます。
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